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快風院・深井信悟先生による「深井式丹田強化メソッド&小野派一刀流セミナー」が開催されました

2017/ 07/ 30
                 
去る7月29日(土)の午後1時~3時、川保天骨氏 主宰 オルタナスタジオ(東京都杉並区阿佐ヶ谷南)にて快風院・深井信悟先生による「深井式丹田強化メソッド&小野派一刀流セミナー」が開催されました。

今回のセミナーは二部構成で行われ、前半は月刊秘伝誌3月号にて紹介された深井先生の記事「深井式丹田強化メソッド」に準じた鍛錬法(①定歩鍛錬:排打功、雷声②基本功‥熊形基本功2種類、龍形基本功④ダルマ四股、後半は小野派一刀流・組太刀と切落し、整理体操としてボディバランス体操等を行いました。
多くの武道・武術、特に内家拳では「リラックス」を要求されることが多いのですが、それは“力みとは別の力”が常在した上でのリラックスであると思われます。

深井先生より普段の稽古から特に強調してご指導頂く事のひとつが「勁が常在していること」ですが、本セミナーでも丹田を開発することで勁が常在し、その状態のまま動くための方法が紹介されました。
この方法は、多くの武道・武術が謳い要求する「要訣」等の注意点だけでなく、運動学や医学的視点等、多角的視点から考察されています。
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「勁の常在」は、「体から力(余計な力み)を抜くこと」が重要視されがちですが、深井式丹田開発メソッドでは、「力を抜くこと」だけでなく、体の「何処に」「どのように」「力を“入れる”のか」という点において特に明確に指導されることが特徴的で、参加者も「勁の常在」の理解がより立体的に深まったのではないかと思います。
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第二部の小野派一刀流組太刀は、50本より1本目から5本目までを行いました。
 この1本目から5本目までの技が一刀流の真髄を極める為には特別重要で、ひとつひとつの技が「切り落しによる常勝の剣」になっています。
 私は長らく徒手による武道、嫡流真伝中国正派拳法と太気至誠拳法(躾道館/首席師範 小林直樹先生)を修行し、現在も修行中です。
 徒手において多くの方達と手合わせをさせて頂き感じたことが、流派を特色付ける戦術や戦略はそれぞれに存在するものの、その習熟度を差し引いたとしても、いざ組手を行う段階になると、戦術・戦略に関して、とかく個人任せになる場合が多いということです。
これは、個人の資質や性格を元に、技術が習熟するにしたがい、各々が独自の戦術・戦略を生み出すことのできる「利点」にもなり得ます。

 一方で、太気至誠拳法創始者である澤井先生は、組手における具体的な対処法について「自然とそうなる。そうなる場合もある」と、固定観念に縛られた個別対処的な形稽古を戒め、無意識のうちに最適な方策が発動されるように指導されたとも聞きます。
一刀流の形・組太刀を学んで驚いたのは、自らの不利な状況を有利な状況へと逆転させ、相手の心理状態を探り、相手を誘導し、幻惑させ・・・と、戦いにおける「戦術・戦略」までもが組太刀それぞれの形の動きに含まれていることです。これを徒手に置き換えることで、それまでの自分が考え及ばなかった戦術・戦略をも模索するヒントとなり、「勝負の機微」に幅が広がります。この点については「徒手は手の延長」とは言われるものの、武器を扱う以前に、自由攻防を行う徒手の武道を修行したからこそ、より明瞭に感じられたのではないかと思います。

組太刀五本と共に、一刀流の真髄である「切り落とし」鍛錬を行いました。この「切り落とし」は、打ち太刀による斜太刀を「後の先」のタイミングで一刀両断に切り落とす単純な動作を延々と行うのですが、防御と攻撃が一体となった常勝の太刀を身に着ける為に特に重要な稽古です。
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深井先生は、「巠」とは機織機にピンと張られた縦糸の如く状態と表現されます。
静的鍛錬である站トウ功、動的鍛錬である小野派一刀流の切落しは、一見すると全く別のことを行っているかのようですが、その実はどちらも「勁の常在」を期待する丹田開発メソッドに変わりがありません。
自身の中に、幾重にも縦糸を張り巡らされた「勁の常在」を作るには、一見単純作業に映る地味な鍛錬を、いかに深くやり込むかどうかにかかっていると思います。
武道や武術の世界においては、常識を覆すような秘訣や、それを手にすれば一足飛びに上達が見込めるコツ、とかくそういったものがもてはやされがちです。必要に応じ、秘訣やコツは重要なものになるとは思います。ところがその秘訣やコツなるものを知りえた所で、それを自分の物にできるかどうかは、「自分の物にするまで鍛錬し続けるかどうか」にかかっているのではないかと思います。
今回のセミナーでは、様々な理屈を深く理解することができましたが、“頭で分かったつもりになるのではなく、深く心身に刻み込むよう毎日の鍛錬に精進し続けることの重要性”をあらためて教えて頂いたことが特に大きな収穫だったと思います。
深井先生と関係者の皆様、参加者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
躾道館練馬支部/マーシャルアーツジャム総合武道組手交流会・代表 小川正人

参加者の皆さんと
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※今回文中で使用した写真でメディア露出NGの方には目線を入れさせていただきました。ご了承ください。
                 
    
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